まずは不妊についてです。妊娠を整体をすることによって
少しでも望みを高めるのであればこのページに書いてあることを
よくご理解ください。
操法で多いご要望が懐妊希望と自律神経のバランスを整える事です。
個人的には不妊治療という言葉は好きではありません。
不妊ではなく未妊といっているところもあります。
妊娠する、しないということは特別な場合をのぞいては病気ではなく
自然なことなので治療という言葉も適していないと思います。
昔に比べて妊娠しにくくなっているみたいですが、その背景には
何があるのでしょう。先天的に妊娠し難いのはなにを以ってしても
難しいでしようが、夫婦共に健康で検査でも決定的な異常がないのに
妊娠しない。そんな方が非常に増えています。
また僅かながら卵管や卵巣の力が弱い場合もありますが特に
病気と言えるまで悪いわけではありません。
子宝といいますけれども、その言葉通り、宝ですから
無理につくるのではなく、授かり物として昔から考えられています。
それは自然ということ。
特別に手入れなどしなくても自然の花が咲いたりするような感じ。
それが本来望むべき姿ですが、現代の世の中全てが人間の自然を
歪ませているようです。それは自分自身でも気がつかないうちに
そうさせている場合もあります。
なにをどうやっても妊娠する人はしますが、そうでない場合は
妊娠しやすいように導いていくしかありません。
一番は冷えです。足が冷たい、手が冷たいというのは結局は
骨盤の中心である丹田に力がないために熱が全身に巡らないからです。
丹田=生命力です。腸・子宮・卵巣の納まっている場所が丹田です。
身体の面から見て結論を書きますが、今までたくさんの不妊の方を
拝見してきました。
色々な事を試してきて、ありとあらゆる事をしてきたようですが
直接的な事で唯一つ、足りていない事があります。それは運動です。
運動をして汗をかいていません。これが大事です。(例外は下部)
逆にはげしい運動はダメですが、
足の衰えは生命力の衰えです。つまらない事だと思われるかも
しれませんが、運動で汗をかかないとでていかない毒もあり、
解毒という意味合いでは汗は皮膚・呼吸器・肝臓・腎臓とも
に繋がっています。
全身の再構築をするためには運動なくして体の再建はできません。
さらに卵巣の場所はご存知でしょうか?
人間の臓器は必要な場所に配置されています。したがって卵巣は
運動・歩行によるショックをある程度受ける場所に配置されているので
運動をする必要性もあると考えられます。
もうひとつ付け加えるなら、運動をすることによりカラダは疲れて
休息をとるようになります。運動をすることにより深い睡眠が
自然とやってきて体と心はリセットされ、ホルモンの分泌も
よくなります。
不妊治療や薬の服用などは付けたしにすぎないと思いますので、
まずは、運動です。
勘違いして頂きたくないのですが、運動は軽くすればいいです。
ジョギングならば通常の1/3くらいのスピードで10分程度でも
かまいません。激しい運動は逆効果です。
汗も沢山かく必要はありません。軽くでいいのです。
男性が気をつける事といえば、タバコは完全に吸わない、
お酒はほどほど、冷やさない、食べ過ぎない事です。
体を整体に保つためのごく当たり前の事です。
子作り、子育ては夫婦の共同作業ですから奥さんばかりに
努力させるのではなく一緒に運動をして、家事も分担しながら
励みましょう。
では、運動は適度にしています、でもできないという場合は
運動を続けながら素直に整体をして、整体的生活をすればいい
と思います。
ちょっとしたズレや精神的な事が出来ない理由だと考えられますので、
根気く落ち着いて続けていけばよいのだと思います。
整体に取り組んでいる方はみなさんしていますが、靴下の重ね履きと
毎日の足湯はしてください。
子供がほしいと思うのならば、いつまでと期間を決めるのではなく
二年でも五年でも、子供ができるまでずっと続けましょう。
これも勘違いがよくおきますが、冷えすぎているので積極的に
冷えないようにして無理に温めすぎるというわけではありません。
●整体では左の骨盤の調整が第一です。
それと背骨の調整点が重要なのでその部分を抑えて施術して
いきます。
また、脳内の圧迫ストレスも生命力全般に関係しています。
これらは自分では十分に整えることはできません。
※流産について
流産は10~15パーセントの割合で起こるといわれていますので
わりと多くの人がなります。
安定期に入る五ヶ月ぐらいまでに起こりますが、
主な原因はストレスや無理な運動・労働によるものというより
受精したときの状態で決まることが主な原因です。それはまだ
妊娠するためのカラダではなかったり、お腹の赤ちゃんが
いい状態ではないためにある意味守るために体が勝手におこなう
自然の浄化作用みたいなものです。
決して自分の行いが悪くて流産するわけではありません。
年齢別自然流産率
24歳以下 16.7%
25~29歳 11.0%
30~34歳 10.0%
35~38歳 20.7%
40歳以上 41.3% /周産期医学vol1991-12