人間は誰でも身体の内(裡)に生きる事を全うする能力を持っています。
ゆえに知識のない子供であってもお腹が空けば何かを食べたくなり、
ノドが渇けば水を飲みたくなります。
余計なものは排泄し、受付けないものは吐く。
そんな能力が全ての人間に備わっているはずですが、頭でっかちの現代人は知識で生きる事を考えてしまう。
生きる事は即ち本能で十分のはずが、あれはいい、これはダメと子供の躾のように自分を縛っていきます。
なにがなんでも大事にしてしまうと、能力は衰えます。
脚が痛いからと歩かなかったらたったの3日でも歩くという能力は衰え始めます。
食べすぎはよくない事ですが、全く食べ過ぎないとなると胃は丈夫でなくなります。
調子が悪いからと寝てばかりいたらドンドン元気はなくなります。
薬を飲んで痛いことを消してしまうのは痛みにより修復しようとする裡からの力を消しているのと同じになります。
整体は生きるための技術であり、教育でもあります。教育ということは健康に生きる為に教えて育てていかなければなりません。人が人を育てるという事はおこがましい事ではありますが、ちょっとした気づきでも人間は変わりますから、その一片でも伝えることができればといいなと思っております。
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