教える立場

私の妻が、ある資格をとるために勉強中ですが、やはりその資格取得セミナーにおいても教え方がよくないのではないかと感じています。

 

私が兵庫や大阪等で整体を勉強中の頃は納得いかない事でも修行であると無理してがんばっておりましたが、やはりそれでは駄目なのであろうと思います。

 

教える・教えられる立場というのは正反対でありますが、教える立場のものでもその前は教えられる立場であったはずです。

その時の自分の立場に立って相手に教える事を考えればどのように教えれば相手にわかり易く早く・上手く上達するのか解るはずなのです。

 

私の場合は性格上色々と遠回りしながら勉強しているので未だに自分自身で納得できる整体が何なのかを探しながらやっております。これはこの整体という仕事を続ける限り続くと思います。

 

その資格についてもですが、教える立場の先生が1人1人の生徒の身体に直接触るよりも口頭で教えていることがほとんどだそうです。そのような教え方であるので上達するはずがないです。自分が生徒だったらそんな教え方で覚えられるのか?ということです。

私の関西での勉強も同じで教えてほしくても「あなたにはまだ早いとか、今覚えようとすると腰を痛めてしまうとか・・」。

 

気がきかない。これにつきます。

 

私は整体に限らず全ての仕事は気がつくかつかないかだと思います。

 

受付、店員なら笑顔で対応できるのか。

 

大きなものを2人で持つ場合はひとりが右を持てばもうひとりはすぐに左が持てるのか。

 

おいしいお茶を出したり、トイレの紙を三角に折るのが気がきくということではないのです。

 

相手の気分を上げるのではなく、変化を与えないのがいいのかもしれません。

 

気がきくということは当たり前の事がなにも考えずにできるのが当たり前です。

 

気がきけば相手から不満なんで出てくることはないのです。感謝しか生まれてきません。

 

それぐらい自分で考えろという先生・講師の人もかなり多いですが、それでは気がきかないどころか、教える立場から外れたら?と言ってみたくなります。

 

私自身はいずれ勉強会を開催して教えたいと思っていましたが、最近ではそんな考えはなくなってしまいました。

これは教え方ではなくお互いの関係の相違があることが気になってしまい、自分にはまだまだ身分不相応なのだろう思ったからです。

野口氏は最初から教えられる人はいないのだから、まずは教えて教えながら勉強しなさいと言っていますが、それも私の性格なので仕方がないのでしょう。

思った事は即実行にうつす性格ですが相手がいる場合は考えてしまいます。

 

いい先生に出会う事は運だけしかないので選びようがないのも事実です。