来る者選び、去る者追わず

整体をしていると、あまり感じない場合があります。

最近でもありましたが、感応というもので、輸気をしても相手の身体からの反応があまりにも少ない。

これは私の稽古不足なだけかもしれませんが、お相手によって感応の差があまりにも多いことがあります。

 

以前不妊で何度か整体を施した方で、やはり鈍い感覚の方が目立ち、

スッと気が通る感覚の方が少ない。

しかしお相手の方は、自分の身体の中がいいように変わっている感じはしっかりとあるということでした。

この場合は私よりもお相手の方が感覚が研ぎ澄まされていたということかもしれませんが・・・。

その方は他の治療もしているということで、十分に私も整体をすることができずに去っていかれましたが(私の気が通りきる前に飽きてしまった?)、もしかすると、もっとしっかりと整体と向き合って、時間をかけることに精神が向かえばいい結果になっていたのだろうと感じてしまいます。

多分その方は今でも妊娠はしていないはずです。それは私が子供を授かる身体になったと一度でも感じていないからです。

 

整体は結果がでるのには時間がかかります。そのため一ヶ月や二ヶ月、

もって生まれた先天の気の影響もありますから、半年位では長年付き合った身体は変わるわけがなく、その事を理解するだけでも大人から子供の考えの違いくらいはあります。

大人の考えに変わる事ができれば、やっとそこから整体の準備段階に入ったといえます。

 

とりあえず感じるものが少しでもあるのかないのか。

全く感じられないのであればその療法は合っていないのかもしれません。

 

私自身は誰に対しても、炎が燃える芯があるのかどうなのか、それを判断して指導を行なっていくだけです。

この整体は誰にでも合うものでは無いですから、

来る者拒まず、去る者追わずの姿勢ではありません。

いちいち余計な説明は意味をなしませんので、来る者はこの整体の意義を知った上で受けに来てください。

そして去る場合は全て忘れて新しい治療に専念してください。

気持ちを変える事は身体を変える事とつながります。