最近心臓の病気をした人が身内にいます。
普段はすごく活発元気な人で病気とは無縁の人でした。
ある朝、急にお腹が痛くなりうずくまっていたら、ドンドンと痛みが増し、家の人が危ないと判断して救急車を呼んだそうです。
病院ではもう少し遅かったら命が無かったといわれたそうです。
本人は前日にすごく食べ過ぎてしまいてっきり胃痛だと勘違いしていたそうです。
その後しばらく入院して今は退院して後遺症も無くもなく生活していますが、医者からはあれはダメ、これはダメと言われて元々元気だった人ですが、今はすっかり細くなって白くなって生気(精気)が無くなってしまいました。
これは養生のし過ぎといえます。
整体では命は尽きるものと考えて毎日悔いの無いように過ごします。
それがあるからこそ毎日が楽しく無駄な日々を過ごさなくなります。
しかし命を大切にしすぎるあまり食べたい物も食べず、無理な事もせず、おとなしく過ごすと生きている楽しみが無くなります。
それは生きていたいという命への執着心だけが強くなりただ生きているだけになります。いうなれば「もう死ぬもう死ぬ」という恐れや悲しみ・不安の中でだけ生き続ける事になります。
俳優さんなどがガンになると身体が動かなくなる寸前まで仕事を続けます。これこそが生きるという事ではないでしょうか。
情熱を燃やしやりたい事を精一杯して最後の最後まで生き抜く。
どのような生き方を選択するのか。下手に治療をしたから死ぬに死ねなくなった人もいれば、治ると言われて治療をして病床で伏せたまま亡くなる人もいます。
整体は長生きのためにあらず、
ただ生きているうちは元気で過ごすための術。
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