偏り疲労

偏り(かたより)疲労について。

 

整体では冷えを嫌います。

 

体は冷えると硬くなり、冷えの最終地点は死です。

 

冷えないようにするために整体をするといっても過言ではありません。

 

滝に打たれるという修行がありますが、一時的に冷えを受け入れる

 

ことによって、体からの反発を利用して逆に体を温める方法もあり

 

ますが、こういった事は極端で特別な事であり、毎日していると確実に

 

体は壊れてしまいます。

 

偏り疲労は整体では四大不調原因の一つです。

 

体が疲れた時は全身がまんべんなく疲れているという事はほとんど

 

なく、右よりも左だったり、その左でも手首が特に疲れているとか

 

そういったことになります。

 

整体では特に疲れた部分だけを狙って整体を行なったり、養生する

 

ような指導をしていきます。

 

風呂に入いれば体が弛みますが、しかし弛むのは、

 

疲れていない部分から弛み、特に疲れている部分は

 

緊張しているため、その部分だけは弛みきっていません。

 

全てを弛めようとすれば疲れていない部分が先に弛みすぎて、

 

力が入らなくなります。

 

それは逆に体の回復を遅らせ、体のバランスを失います。

 

偏り疲労をとるためにもよく蒸しタオルの使用を

 

おススメしているのはそういったことが理由になっています。

 

整体やマッサージにいって全身をもんでもらうのは逆効果で、

 

肩が一番疲れていると思えば、肩だけをもんでもらいましょう。

 

その時、右肩のほうがこっていると自覚しているなら右肩だけを

 

施術したほうが効果的です。

 

よくばって腰も痛いし、脚もむくむなんてことを言ったら、

 

全然効果はでないところか逆に肩こりがひどくなる場合もあります。